フルリノベーション
東大池RCリノベーション住宅 完成☆
東大池3丁目にてLim’s House Design初の高気密高断熱住宅フルリノベーションが完了しました!!
こちらの物件はもともとはPC造と鉄骨造の建物でありその古さ故に現代と比べ断熱性能等はあまりにも低性能・・・
てことでフルリノベーションし高性能な住宅へと変貌させることにしました。
改修にあたり、PC(RC)造での弱点となる断熱・・・こちらを改善すべく内部に木軸を組み断熱強化に着手しグラスウールを使用しました。
窓には高性能な樹脂サッシ+ペアガラスを採用しました。断熱性能をかなり向上させ快適な室内環境を実現しました。
建物自体は昭和55年建築のものでしたが、傾きも地盤沈下もありませんでした。
ただ、建物をきれいにしてもその下の地盤に問題があったら安心して住むこともできません。
そして当物件は布基礎であったため地盤面からの湿気や不同沈下を防ぐことを目的とし鉄筋を配置し防湿コンクリート打設
そのことによって古い住宅の弱点を改修することにより安全と安心をべた基礎化によりしっかり確保する計画としました。
外装のデザインは平凡な外壁衣装の一部に木の板張りとすることで、表情のある外観となりました。こちらの木は、実際に北区の岩﨑木材さんの工場まで見に行って採用したこだわりの材料となっております。
2階からつながるテラスは既存のフェンスに目隠しの木格子フェンスを取り付けよりプライベート空間として自然を感じるデザインとなっております。
内装は増築で鉄骨造だったリビングを通気工法を取り入れ、現し梁を意図的に作ったり、木製建具はシナ合板に枠ピーラーとし随所にちりばめた無垢材を感じられるようにしたり木のぬくもりや香りを感じられるような内装になっています。
PC造と鉄骨造の改修には、それぞれに異なる構造や特性を持っているため、両方を統一的にリノベーションするのは慎重な計画と技術が必要でした。
気密性と耐震性はPC造というだけあって木造よりかははるかに高かったと思いますが、異種構造であったため取り合い部分の防水処理に苦戦しました。
そんな時は、ヒョウ工務店では公共工事も行っているため、熟練のベテランさん及び防水メーカーさんと現地にて相談。のちの劣化や不具合を防げる方法を一緒に考えてくれたおかげで納得する防水処理ができたと思います。
もちろんPC造と鉄骨造の建物の強度や耐震性も損なわないように、構造的に強度型なのか靭性型なのか勉強してきた知識を絞り出し設計を細かく検討しました。
また、断熱性を高めるために、壁や床、天井には高性能な断熱材を熱抵抗値や熱伝導率をそれぞれの部位で計算し商品を採用しました。さらに、太陽光発電も設置し自家消費率をあげることで光熱費を下げる仕組みを考え、現代住宅へと変貌させました。
周りの人の力も貸していただくことで、高性能な住宅を実現することができました。
さらに改修後の住宅は、快適な室内環境と美しいデザインが調和した、理想的な住まいとなるよう若手設計士とベテランさんの監修のもと
高性能化を実現できました。
このプロジェクトの目的は、古くなった建物を高性能で快適な住空間に生まれ変わらせることでした。
このプロジェクトを通して、私は建物の性能や機能性を向上させるだけでなく、住む人の心にも響く住宅を作り上げる事が出来たと思います。PC造と鉄骨造の建物は、フルリノベーションによって、現代的で快適な住まいに生まれ変わりました。
無垢材を外部内部に採用することで自然と調和した雰囲気を演出することも目指しました。
私は、このプロジェクトに対して、深い思い入れと誇りを持っています。私は、このプロジェクトを通して、建築の可能性や魅力を再発見しました。
リノベーションは今後も増えていくと思いますので、何かおもしろい!と思ってもらえる部分を取り入れて、長期的に安全安心でコストパフォーマンスに優れた高性能な住宅を作っていきたいと思います。
BEFORE
AFTER
リフォームデータ
【施工場所】 | 東大池3丁目12-20 |
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【リフォーム箇所】 | 内装フルリノベーション(鉄骨造、PC造)、外装改修、耐震改修、断熱改修、設備及び配管配線フル改修 |
【物件概要】 | 築44年の中古住宅改修工事 |